２試合連続（１７イニング）パーフェクト継続中のロッテ・佐々木朗希投手が、
全米のメジャー関係者をとりこにしているようです。
4月10日のオリックス戦で日本の野球界で史上28年ぶりの完全試合を
達成した佐々木朗希投手に対してメジャーの反応がもの凄いものと
なっています。
メジャーがどれだけの評価をしているのか？
気になりますよね。
そこで今回はメジャーの反応がどんな風に凄いのか？
佐々木朗希の実際のピッチングの凄さは？
佐々木朗希はメジャーに挑戦したい？
実際のメジャーリーグへの挑戦がいつ頃になりそうなのか？
メジャーの契約金はいくらなのか？
などについてまとめていきます。
Contents
佐々木朗希にメジャーの反応が凄い！？
完全試合達成のロッテ-オリックス戦には、メジャー関係者が三塁側で視察しており、
「松坂大輔、大谷翔平両選手を見てきましたが、彼らをはるかに超えて
いると思いました。松坂大輔が怪物であるならば、佐々木君は何という言葉で表現すれば
良いのでしょうか？」
と驚いていたそうです。
佐々木朗希投手の評価として多かった意見が
・スライダーの切れ
・149kmで大きく落ちるフォーク
・コントロールの良さ
・投球テンポの速さ
・いつでも三振をとれる
でした。
メジャーの関係者が佐々木朗希投手をどれだけの評価をしているかですが
メディア関係
ロサンゼルス・タイムズの名物コラムニスト、ディラン・ヘルナンデス記者
は自身のツイッターで連続１３奪三振をマークした５回以降の経過を逐一ツイート。
「オオタニは打者としての動作が投手としてのものよりもなめらかだけれど、
ササキの投手としての動作は打者・オオタニのものと同様に高い次元でなめらか。あのサイズ（１メートル９０センチ、８５キロ）の体を完璧に操っていて、
そのパワーをナチュラルにボールに伝えている。（米国でも）エリートクラスのアスリートで、多くの球団スカウトが注目している」
とコメント。
米ヤフースポーツは「世界中の野球ファンを魅了した」と報道。
「もし佐々木が健康でいられれば、彼は素晴らしいキャリアを
歩むことができるだろう。もし、彼がそのキャリアをアメリカに持ち込むと決めたら、
ＭＬＢファンは大喜びだ」
USAトゥデーは
「ササキ・ロウキって誰? 日本の天才ピッチャーはこんな人」
で特集を組んでいます。
ニューヨーク・ポストは
「最近の活躍により、メジャーの球団はさらに関心を持つだろう」
スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」で記者を務めていたキム・ソンミン氏は
「ロウキ・ササキはいずれMLBのチームから非常に立派な額を
もらうだろう。まあ、かなりの大金だ」
とツイート。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」の
ベンジャミン・ロイヤー記者も
「ロウキ・ササキがプロ野球史上最高のピッチングパフォーマンス
の1つ。信じられない。完全試合、19奪三振」
とツイート
米誌「スポーツ・イラストレイテッド」は
「日本野球の歴史が日曜、塗り替えられた」
と記事で注目。
米紙「ニューヨークポスト」は
「メジャーのチームはロウキ・ササキのポテンシャルによだれを
垂らしているに違いない」20歳右腕はすでに各チームから注目を浴びていたが、将来のエース候補を
欲しがる理由がまたできた」
と、注目度がさらに高まったと伝えています。
各球団のスカウト
ナ・リーグ球団の国際担当スカウトは、
「（日米スカウト間の）紳士協定がなければ、すぐにでも連れて帰りたい」
日本球界に詳しいスカウトは
「山本由伸以上の注目株となって３０球団すべてのＧＭが球場に足を
運ぶことになるはず」
【山本由伸についてもっと知る】
山本由伸、メジャーへの挑戦志向は？現実的なメジャーへの移籍はいつ頃になる？ 2
エンゼルスの国際アシスタントディレクターも、
「肩幅が広く背も高い。柔軟性に富み、腕の振りがとてもしなやか。
現時点でもキレがあるし、パワーもある。
彼が成長し、次のレベルに到達した姿を我々は注視することになる」
と言っています。
日本人メジャーリーガー
大谷翔平選手
「(佐々木投手の活躍は)本当に素晴らしいと思う。
0点に抑えるだけでも難しいのに、ヒットを打たれないというのは
それだけ素晴らしいボールを投げているということ。これからも頑張ってほしいし、僕自身も頑張っていきたい」
ダルビッシュ有投手が、自身のツイッターを更新。
「今日の状態だとメジャーに来ても同じようなピッチングが出来ていると思います」
と太鼓判を押した。
佐々木朗希の実際のピッチング凄さは？
完全試合を達成した佐々木朗希投手ですが、メジャーでは今までに完全試合の
記録はどれくらいあったのでしょうか？
メジャーでは過去に23度の完全試合が達成されていますが、そのいずれでも
1試合で15奪三振以上は記録されていません。
今回の佐々木朗希投手が達成した1試合で19奪三振はメジャーにおいても
驚きの記録なのです。
そのうえ13者連続奪三振も初めてのことで、メジャーでは過去には
トム・シーバー投手（メッツ）、バーンズ投手（ブルワーズ）、
ノラ投手（フィリーズ）の10者連続奪三振が最高記録ですので
佐々木朗希投手の今回の記録はこの2つの記録を大きく上回り、メジャーに
おいて大きな話題となっているのです。
佐々木朗希はメジャーへの挑戦がしたい？
2020年1月のサンスポのインタビューに以下のように答えています。
Q,将来、メジャーに挑戦したい気持ちは
「一つの夢として、自分を高められると思うので、高いところに目標は
置いていきたい。多くのプロ野球選手の夢でもあるので、いつか行けるタイミングがあったら。
しっかり日本で頑張ってからの目標にしたい」
これに対してロッテ球団は自身もメジャー経験のある井口監督を筆頭に、
佐々木朗希投の夢の実現のため育成プランを作成しているといいます。
また2020年2月に「ミスター・ロッテ」と呼ばれたスポニチ評論家・
有藤通世氏との対談おいても
有藤 長期的な目標は？米国を考えているのか。
朗希 はい。目標にはあります。
有藤 大谷は（日本ハムからエンゼルスへ）24歳で移籍した。
何歳で行きたい？朗希 タイミングがあるならば、年齢問わず行きたいです。
出典：スポニチ ホームページ
朗希、「ミスター・ロッテ」に語った“現在地” 目標のメジャー「年齢問わず行きたい」
とメジャーへの希望を答えています。
メジャーリーグへの挑戦はいつ頃に？
「令和の怪物」と呼ばれる佐々木朗希投手ですが、プロ入り３年目の
弱冠20歳であり、すぐにメジャー入りをするには様々な制約があります。
ポスティングを利用し、メジャー契約を結ぶには
「NPB在籍6年以上かつ25歳以上」
＊NPB：プロ野球運営組織である日本野球機構の愛称
という条件があるのです。
松坂大輔さん（レッドソックス）が入団したのは、プロ入り7年目のオフ。
大谷翔平選手（エンゼルス）がポスティングで海を渡ったのはプロ入り
2017年、5年目のオフでした。
当時23歳5カ月で「国際アマチュア選手」扱いでもポスティングシステムを
利用して海を渡る決意へ踏み切ったのは金銭面より夢を追い求めた本人の
強い意向と言えます。
ですので大谷翔平選手は年俸が低く抑えられるだけでなく自動的にマイナー契約
からのスタートとなり、FA権を得るまで球団が6年間の保有権を持つという形態
を無条件で受け入れています。
実は、佐々木朗希投手が2021年2月にサンスポの取材をうけ、将来の夢を聞かれたときに
Q、野球以外で、将来の夢は。
「僕はお金持ちになりたいんです。
お金が欲しいわけではないけれど、自分が誰かのために、行動を起こすには、
どうしてもお金が必要だと思うんです。そういう時に、自分の生活ができる上で、周囲に対して何かできるぐらいの
お金を持っていたい。引退した時に、何かに使えるぐらい。
そういうことをしたいと思っています」
Q、具体的に思い描いているものは？
「今、考えていることは野球に関係することか、自分が生まれた地元・東北で
貢献できることがメインですね」
出典：スポニチ ホームページ
ロッテ・朗希インタビュー “令和の怪物”人生に戸惑い「静かに暮らしたかった」夢は「お金持ち」!?
メジャー移籍への契約内容が有利となる国際FAの権利を取得できるのが、
プロ7年目の2026年11月3日に25歳の誕生日を迎えて以降です。
ということは現実的なところでいくと2027年のオフシーズンになると
いうのが私の予想です。
メジャー志向が強いと言われている佐々木朗希投手はいつメジャーの地を
踏むことになるのか？
その時までにどれほどの成長曲線を描いているのか？
今後の動向から目が離せません。
佐々木朗希のメジャー移籍にロッテの対応は？
2019年秋のドラフト会議で千葉ロッテ・マリーンズに指名された佐々木朗希投手。
ロッテは佐々木朗希投手について5年に及ぶ長期育成プランを立てています。
今季は開幕からローテーション入りさせたものの、登板は週1度に限定し、
1試合100球をめどとしています。
それが4月17日の日本ハム戦でも8回までパーフェクトの快投を演じながら、
井口監督が102球という球数を考慮し、この回限りでの降板を命じたため
2試合連続の完全試合とならなかったことに繋がっています。
井口監督は今回の交代によって、球史に残る大記録、そして、チームの勝敗すら
二の次にしてでも、佐々木を故障から守る方針を明確に打ち出しました。
それだけロッテ球団は佐々木朗希投手を大事な選手として扱っているのです。
ロッテは選手の夢を後押しする球団で、ポスティングシステムを利用する形
でのメジャー移籍にもかなり寛容な球団。
仮に佐々木朗希投手が大谷翔平選手と同じようにアマチュア選手での移籍を
望めばその願いを受け入れてくれるでしょう。
もし2026年オフを待たずにポスティングシステムを利用し、アマ扱いで
佐々木朗希投手が移籍した場合、ロッテ球団に支払われる譲渡金の額は、
基本的に契約金の僅か25％程度しか発生しません。
ですので、ロッテ球団への今までの恩義を含めて、佐々木朗希投手自身の
獲得する年俸や、千葉ロッテ・マリーンズへ支払われる移籍金等を考えると、
佐々木朗希投手が25歳となる5年後の2027年オフ迄はやはり移籍する事は
無いのではないかと思われます。
メジャー契約金はいくらに？
ロサンゼルス・タイムズ紙のディラン・ヘルナンデス記者は、
佐々木郎希投手が25歳のメジャー移籍ができるときに故障や
怪我がなければ日本球界史上最高の6年総額2億ドル、日本円で
約250億円以上の契約が可能なのではと話しています。
また今オフの挑戦が有力視されるソフトバンク・千賀滉大投手、将来的に
可能性のあるオリックス・山本由伸投手の価値についても言及。
現段階で千賀投手は6年総額1億2500万ドル（約156億円）、
山本投手は6年総額1億5000万ドル（約188億円）と見積もっています。
今シーズンにカブスに移籍した鈴木誠也選手の5年101億の金額にも驚きましたが
日本人選手のメジャー球界全体を盛上げる活躍をみて、今後の契約金は更に
高額になる可能性がありますね。
【メジャーの契約金についてもっと知る】
鈴木誠也のメジャー評価はなぜ高い？日本人野手で最高額年俸の理由は？
日本選手の契約総額は、楽天・田中将投手が2014年からヤンキースと結んだ
7年総額1億5500万ドル（当時約158億円）が最高額。
当時25歳の田中投手は24勝0敗という驚異的な数字を残し、絶大な評価を
得ていました。
その金額を更に上回るという弱冠20歳が示した無限の可能性に注目です！
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まとめ
今回は佐々木朗希にメジャーの反応が凄いのは？
佐々木朗希投手はメジャーへの挑戦がしたい？
メジャーリーグへの挑戦はいつ頃に？
佐々木朗希のメジャー契約金はいくらに？
についてまとめてみました。
では今回の内容をまとめてみます。
・佐々木朗希投手はメジャーのメディア・スカウト・現役メジャーリーガー
から大絶賛されている
・佐々木朗希投手が達成した1試合で19奪三振はメジャーにおいても驚きの
記録であること
・メジャーリーグへの希望があり、実際の移籍は2027年のオフシーズンが
有力であること
・ロッテはメジャーへの挑戦を後押ししてくれている
・メジャーへの移籍金は6年総額で250億円と予想されている
全てにおいて規格外の佐々木朗希投手ですが、岩手県出身の彼は
小学校3年時に岩手県陸前高田市で東日本大震災で被災しています。
そこから立ち上がってのこの大活躍！
きっと東日本大震災で被災した方々も彼の活躍をみて勇気づけられて
いるのではないでしょうか！
今後も「令和の怪物」のピッチングから目が離せません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
